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Channel: 能法劇団 NOHO Theatre Group
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はじめまして

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能法劇団です
35周年公演『Nô Where?』12/11(金)19時大江能楽堂で開催します。

演出 ジョナ・サルズ
出演 茂山あきら、丸石やすし、松井あきら、飛鳥井かゞり、
   ハイディ・ダーニング、茂山童司、松井俊介、ティム・メドロック
囃子 野中久美子、久田舜一郎、パレー・ダルスタット

前売 一般3,000円(当日3.500円) 学生2,000円(当日2,500円)

お問合せ・ご予約 noho35th@hotmail.com

ご予約受付中です!!

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能法劇団 35周年記念公演
『Nô Where?(能はどこへ?)』

【演目】
『言葉無き行為1』作/サミュエル・ベケット
『ロッカバイ』作/サミュエル・ベケット
『濯ぎ川』二ヶ国語狂言
『北の鏡』ダンスと舞と音楽  

【出演】茂山あきら、丸石やすし、松井 彬、飛鳥井かヾり、ハイディ・ダーニング、茂山童司、松井俊介、ティム・メドロック
【音楽】野中久美子、久田舜一郎、パレー・ダルステード
【演出】ジョナ・サルズ  

日時:2015年12月11日(金)午後7:00開演 
会場:大江能楽堂
   中京区押小路柳馬場橘町東入 / 地下鉄東西線[市役所前][御池]下車
料金:一般3,000円(当日3.500円) 学生2,000円(当日2,500円)
ご予約・お問合せ:noho35th@hotmail.com  
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演目『言葉無き行為1』について

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サミュエル・ベケット原作の今作品は茂山あきら演じる寓話です。焼きつくような陽光の下、ぶらさげられた器の水。ノンバーバル(非言語的)な芝居が、狂言の様式化された表現を使い演じられます。ここで登場する黒子(くろこ)は本来の機能的な役割とは異なり、不吉を予兆するものです。
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演目『北の鏡』について

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スウェーデンの現代作曲家Palle Dahlstedtが能法30周年を記念して書き下ろした曲に、日本舞踊をHeidi Durning(藤間流)、そして喜多流能の松井俊介が出演し、舞うという新しい試みです。能と、電子により生まれた洋楽の音、融合する双方のライヴは、能の小鼓(久田舜一郎)と能管(野中久美子)により奏されます。
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演目『濯ぎ川』について

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16世紀フランスの古典小咄「ル・キュヴィエ[洗濯桶]」を下敷きにして、劇作家・放送作家の飯沢匡(いいざわただす)190994]が1952年[昭和27年]に書き下ろした原作を狂言にアレンジしたものです。茂山千五郎家のレパートリーとして上演を重ねられています。一見すると、古典的などんでん返しの狂言です。しかし、古典作品ではこのような場合、口うるさい妻と圧倒される夫の間に愛情がかいま見えるところ、本曲の場合はそのような通い合いはほとんど見られません。能法劇団では二ヶ国語狂言として、異文化間の結婚に材を得たものとなっています。英国人の夫(Tim Medlock)は、彼の義母(丸石やすし)と妻(茂山童司)からの重圧を前に、如何に抜け出すか。狂言で用いられる独特の波状のリズムに併せて作られた英詩の台詞が今回の舞台の特徴です。1996年初演。
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演目『ロッカバイ』について

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サミュエル・ベケット原作の一人芝居です。生死の狭間で女が過去を思い返し彷徨う。喜多流能楽師の松井彬による解釈で演じ
られたこの作品はドイツ、ポーランド、イギリス、スペイン、および米国で賞賛され高く評価されました。日本では1982年初演。日本語のナレーションに現代劇の女優 飛鳥井かゞりを起用しています。

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稽古の様子を紹介-その1

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いよいよ本番まで2週間を切りました。今回は稽古の様子を少し紹介したいと思います。

まずは『濯ぎ川』。こちらは、ティム・メドロック(夫)、茂山童司(妻)、丸石やすし(妻の母)という3人による「二カ国語狂言」。この稽古においては、ダメ出しや打合せの多くは英語で話されています。ジョナ・サルズさんの細かい指示を真剣な目で聞いているティムさん。幼い頃からバイリンガルな童司さんとの確認もスムーズ。そして、丸石さんは35年の経験から、やはり的を射た的確な会話。お互いが新たなアイデアを出し合いながら進む稽古は見ていてもとても楽しかったです
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稽古の様子を紹介-その2

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能法劇団の旗揚げ公演(1981年9月)以来、茂山あきらさんが演じ続けてきたレパートリー『言葉なき行為1(Act without words 1)』。35年の歳月を経て、今回の記念公演では、息子の茂山童司さんが黒子として共演しています。稽古場ではこれまでに黒子を演じた経験のあるジョナ・サルズさんや丸石さんから童司さんへ継承されていきます。そうしてまた、新しい発見が生まれていきます。
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主宰・演出=ジョナ・サルズさんのメッセージ

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本番まで1週間足らずとなりました。今公演への思いを主宰で演出のジョナ・サルズさんが綴った言葉をご紹介します。


 早いもので35年があっという間にたちました。
 信じられないことに、35年前と全く同じメンバー4人
 (長い付き合いです!)による「能法クラシックス作品」3本を
 お届けします(反省自慢、矛盾の気持ちで紹介)。
 
 「どうして新しい何かをしないのか?!」
 という疑問の声があると思いますが、
 私たちとしては前衛演劇を
 長年繰り返し繰り返し上演すること自体が、
 「新しい試み」です。

 どうぞ、「これが最後!」という気持ちと同時に、
 世阿弥の云う忘るべからざる「初心」をもって
 見に来てくだされば幸いです。

              ジョナ・サルズ


昨日の日本経済新聞夕刊に掲載された記事では「外国人と日本人が同じ作品を楽しむことができるので、気軽に見てほしい」ともおっしゃっています。

ご予約受付中です!!

出演=飛鳥井かゞりさんのメッセージ

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前回のジョナ・サルズさんのメッセージに続き、女優・飛鳥井かゞりさんからのメッセージをご紹介します。飛鳥井さんは『ロッカバイ』で語りとして出演しています。

ベケットの書いた、美しいフランス語の文章を英語に訳したものを、さらに日本語訳したものを読みます。原文のリズムを活かした読みができるのか、日本語の美しさを活かせるのか、またまた挑戦です!

                       飛鳥井かゞり

飛鳥井さんの「挑戦」を是非ご覧ください。ご予約お待ちしております!

明日12/8(火)のKBS京都に

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明日(12/8)のKBS京都をぜひチェックしてください!!

◎テレビ『ぽじポジたまご』(10:30-11:55)
 11:20前後茂山あきらさんジョナ・サルズさん

◎ラジオ『森谷威夫のお世話になります』(10:00-13:55)
 13:30前後ジョナ・サルズさん

それぞれ生出演します!!!!!

出演=ハイディ・S・ダーニングさんからのメッセージ

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本日のKBS京都、ご覧&お聞き頂けましたでしょうか?

さて、メッセージ第3弾は日本舞踊藤間流名取藤間勘素櫻として活躍するほか、コンテンポラリー・ダンスのダンサーとして、また振付師としても国内外で活動を続けているハイディ・S・ダーニングからのメッセージです。

A message to Jonah & NOHO

     Thank you for the special fusion inspirations which brought people together East and West. We hope there will be more! 35年おめでとうございます!Congratulations! 

                   Love Heidi & Quentin

「わたしの主人Quentinは今回出演しませんがNoho劇団一番初めの方から参加していました。わたしが今ジョナさんをしっているのはそのおかげです」ということで、ご主人との連名メッセージを送ってくださいました。

このspecial fusionの魅力をぜひ、あなたの目でご覧ください。
ご予約お待ちしております!

出演=ティム・メドロックさんからのメッセージ

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さて、今回は『濯ぎ川』で、異国から来て四苦八苦する婿の役を演じておられるティム・メドロックさんからのメッセージです。ティムさんは「Performance Studies」の研究者でもいらっしゃいます。

I am glad to return to Henpecked, NOHO's version of Susugigawa, because
I enjoy sharing the stage with my teacher, Maruishi Yasushi, 
and Shigeyama Doji and I think the piece has the potential to
amuse and energise an audience.When I am rehearsing and preparing,
however, I experience a lot of frustration and challenges. The kyogen actors speak
Japanese with such power that I cannot possibly match them in English. If I match
their volume, I feel like I am just shouting. The wave pattern of kyogen's intonation is
an excellent vehicle for its strong projection, but in English if I project as strongly
as them, it sounds very artificial. If I don't, I look too weak next to them. It is difficult
to find the balance. It is also difficult to find the balance physically. The kyogen actors
are experts in their own kata, so they always look perfect. I am very experienced in
kyogen's kata, but I am not a professional. Since I am speaking English, maybe this
gives me freedom to use many gestures and expressions which are outside of
kyogen's usual physical vocabulary, but I have to be careful not to be too different
or it breaks the style of the piece. When I practise by myself I often want to use
some kind of expression or gesture, but I don't know if it is appropriate or not.
For me it is easy to do too much. But I feel too reserved, then I do too little.
The kyogen actors instinctively know the balance.I am always searching
for it. 

芸事に対し、真摯にchallengeしておられるティムさん。師弟共演をどうぞご覧下さい。ご予約お待ちしております。

出演=丸石やすしさんからのメッセージ

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昨日、最終稽古が行なわれました。次々と複数の作品の稽古となりましたが、演出のジョナ・サルズさんはその長丁場を終え、充実の表情を浮かべておられました。

さて、メッセージシリーズの「大トリ」は、大蔵流狂言師の丸石やすしさんです。ティム・メドロックさんの良き師匠であり、能法劇団の創立メンバーの1人でいらっしゃいます。

1981年のスタジオヴァリエでの試演会で、あきら氏の『言葉無き行為1』のマイム劇を見て、
衝撃を受け、大江能楽堂での旗揚げ公演にお手伝い参加したのが、そもそもの係わり
でした。以来、エジンバラ演劇祭フリンジ公演(金も無いのに自腹公演…若かった…)
アメリカ本土三年連続公演(これは、ジョナ・サルズ氏が、何処やらの基金から
援助金を分捕ってきて、多少のギャラは出たかな〈^O^〉)香港、ヨーロッパと、様々な地で
公演させて貰いました。あれから35年、早いものですね。設立時の役者たちは、
全員還暦オーバー(笑)どんな事になりますやら?救急車が来ない事を祈りながら……

                        狂言・丸石やすし拝  


いやほんと、救急車はご勘弁を。あなたも「衝撃」をその目で!!
当日となりましたので、前売のご予約は締切りましたが、当日券はございますので、
どうぞ、足をお運びください。お待ちしております!!

ありがとうございました『No Where?』終演

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昨夜はなんと320名のお客様にご来場頂きました。会場の前に長蛇の列を作ってしまい、お待たせしてしまったお客様方、ご迷惑をおかけした近隣の皆様、申し訳ありませんでした。

本番は、満員盛況の熱気の中、場内は笑いと緊張感に彩られ…拍手喝采のカーテンコールで無事終演いたしました。ご来場頂きました観客の皆様はもちろん、本公演に対し様々な形で御支援頂きました皆様に、心より御礼申し上げます。当日パンフレットに掲載された主宰・演出のジョナ・サルズさんの言葉で35周年記念特設ブログを締め括りたいと思います。お付合い・ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。(管理人/T.N.)
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Noho Theatre Group’s Nô Where?: tonight we “play” 

Tonight we hope you can enjoy three plays from our early years (1981-1982), and 
a new dance collaboration. Founding members, and their sons perform in dances and 
plays featuring Western texts interpreted by Japanese noh-kyogen techniques and spirit. 
These display the resonance of Western ideas about the existential problems of life and 
death with Buddhist resignation, through the common minimalist expressivity of traditional 
arts and Beckett.
When we began the Noho Theatre Group 35 years ago, I was interested in surface 
aspects of technique and style. How the kyogen actor moved, or the noh actor showed 
sadness, how the drum clacks and flute interacted with the dancer―these were all 
perceptible, shapeable aspects of performance. As director, I could try to control timing 
and spacing, form and flow, to greatest affect. The plays performed tonight reflect those 
early years of careful trial and error--doing away with excess, and clarifying for wide-
ranging international audiences.
But as we have rehearsed revivals of these “classic” plays from Noho’s repertoire―
and the new dance-play Northern Mirror―I have noticed something else. The actors are 
very relaxed about their roles, polishing the old and sure-fire gems again. There is a spirit 
of casual freedom in their masterful expressions, what Zeami referred to as elegant 
playfulness, yûgaku遊曲. They have made the plays their own, and so the director 
obsolete.
Noho seems to have reached a stage of creation  and consolidation, our experiments 
katafied. I hope that you are able to enjoy these set polished gems and decorative flowers, 
which will hopefully transmit to the next generation.
                               Jonah Salz, Director
能法劇団:今晩は遊曲

 今晩は、当劇団初期(1981-82)の「古典」作品3本および新作ダンスを、みなさまにおとどけます。劇団設立メンバーと次世代(その息子達)が、西洋の台本を能、狂言の技法、様式、精神で表現をこころみます。西洋の実存主義的死生観と仏教の諦観が持つ共通の響き、ベケットの短編劇と能狂言のミニマリズムの共通点を表現しています。
 35年前に能法劇団を創設した時には、私はもっぱら技法と様式性の表面的な要素に注目していまし
た。狂言役者がどう動くのか、能のシテ方がどのように泣くのか、鼓と能管とダンスがどう合わせるのか。これらはすべて感覚でとらえられ、形にできる要素で、この見えるものについて最大限の効果を考え演出や管理ができました。たとえば間のタイミングと空間の使い方、時間の流れについて指示ができました。今日の演目は初期から現在までの長年の試行錯誤のうちに省略され、多様で国際的な観客のために明確さを追求した結実です。
 しかし今回、この〔古典〕の復活のリハーサルの段階で新しい発見がありました。役者はかなりカジュアルに自由に稽古をして、必ずよい核の部分だけを磨いていました。こういう自由でエレガントな上品さは、世阿弥の【遊曲】(ゆうがく)に通ずると考えられます。
 このように能法劇団は創造から結晶化の道へと踏みすすみ、実験的な劇を「型」化する段階へと到達しました。今宵お楽しみいただく、この原石から磨かれた一連の宝石と花飾りが、次世代へと継承されることを心より願って、ここにご挨拶とさせていただきます。
                            主宰・演出/ジョナ・サルズ

演目『ロッカバイ』について

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サミュエル・ベケット原作の一人芝居です。生死の狭間で女が過去を思い返し彷徨う。喜多流能楽師の松井彬による解釈で演じ
られたこの作品はドイツ、ポーランド、イギリス、スペイン、および米国で賞賛され高く評価されました。日本では1982年初演。日本語のナレーションに現代劇の女優 飛鳥井かゞりを起用しています。

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稽古の様子を紹介-その1

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いよいよ本番まで2週間を切りました。今回は稽古の様子を少し紹介したいと思います。

まずは『濯ぎ川』。こちらは、ティム・メドロック(夫)、茂山童司(妻)、丸石やすし(妻の母)という3人による「二カ国語狂言」。この稽古においては、ダメ出しや打合せの多くは英語で話されています。ジョナ・サルズさんの細かい指示を真剣な目で聞いているティムさん。幼い頃からバイリンガルな童司さんとの確認もスムーズ。そして、丸石さんは35年の経験から、やはり的を射た的確な会話。お互いが新たなアイデアを出し合いながら進む稽古は見ていてもとても楽しかったです
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稽古の様子を紹介-その2

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能法劇団の旗揚げ公演(1981年9月)以来、茂山あきらさんが演じ続けてきたレパートリー『言葉なき行為1(Act without words 1)』。35年の歳月を経て、今回の記念公演では、息子の茂山童司さんが黒子として共演しています。稽古場ではこれまでに黒子を演じた経験のあるジョナ・サルズさんや丸石さんから童司さんへ継承されていきます。そうしてまた、新しい発見が生まれていきます。
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主宰・演出=ジョナ・サルズさんのメッセージ

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本番まで1週間足らずとなりました。今公演への思いを主宰で演出のジョナ・サルズさんが綴った言葉をご紹介します。


 早いもので35年があっという間にたちました。
 信じられないことに、35年前と全く同じメンバー4人
 (長い付き合いです!)による「能法クラシックス作品」3本を
 お届けします(反省自慢、矛盾の気持ちで紹介)。
 
 「どうして新しい何かをしないのか?!」
 という疑問の声があると思いますが、
 私たちとしては前衛演劇を
 長年繰り返し繰り返し上演すること自体が、
 「新しい試み」です。

 どうぞ、「これが最後!」という気持ちと同時に、
 世阿弥の云う忘るべからざる「初心」をもって
 見に来てくだされば幸いです。

              ジョナ・サルズ


昨日の日本経済新聞夕刊に掲載された記事では「外国人と日本人が同じ作品を楽しむことができるので、気軽に見てほしい」ともおっしゃっています。

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出演=飛鳥井かゞりさんのメッセージ

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前回のジョナ・サルズさんのメッセージに続き、女優・飛鳥井かゞりさんからのメッセージをご紹介します。飛鳥井さんは『ロッカバイ』で語りとして出演しています。

ベケットの書いた、美しいフランス語の文章を英語に訳したものを、さらに日本語訳したものを読みます。原文のリズムを活かした読みができるのか、日本語の美しさを活かせるのか、またまた挑戦です!

                       飛鳥井かゞり

飛鳥井さんの「挑戦」を是非ご覧ください。ご予約お待ちしております!
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